おはようございます。クリエイターの吉田です。
今日はご近所のセレクトショップ「Ray Coal/レイコール」
さんよりご依頼頂いた、ネックレスの修理を紹介します。
細めのチェーンにビーズを通した、ネイティブのネックレス
Cカンが外れてしまい、フック取れてしまってます。
このままだとバラバラ分解してしまいます。。。
とゆーわけで、フックをシルバーの丸線で制作してみました。
まず外れてるCカン復活させてビーズを留めときます
0.8mmの銀線を焼き鈍しして、ヤットコで成形
→つなぎ目と線と線の隙間に銀ロウを流し込みます
これで形は成形できたのですが、
このままでは、柔らかすぎてフックの用途としては不十分。
銀には時効硬化と加工硬化という二つの硬化の方法があります。（他にもあるかもしれませんがw）
時効硬化というのは
ある一定の温度の釜に一定の時間いれて硬化作用をうながす方法
これにより、鈍ったシルバーがビックリ固くなります。
（温度と時間は秘密です◎）
加工硬化というのは
金属を曲げる、たたく、延ばすなど。
痛めつけてあげる事によって硬化作用をうながす方法
一般的には加工硬化で硬化させてあげる方がポピュラーです。
今回も加工硬化の応用で長時間バレルで回してあげることで
硬化させてあげました。
いぶして磨いて完成◎
元が細いので、ステンレスのようにはいきませんが
フックとしての強度は十分かと思います。
こんな感じで、壊れて使ってないアクセサリーやサイズのお直しも
お気軽にご相談ください！
出来る範囲でお力になります。
追記
彫金教室・ワークショップを3月くらいからスタートしようかと
思います。また詳細決まりましたらブログにアップしますので
お楽しみに
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